お米の種類と特徴って?選び方やおいしく食べるコツを解説

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お米の種類と特徴って?選び方やおいしく食べるコツを解説 食べ物の知識

日本人にとって、お米は食生活の基本ともいえる重要な食材です。

近年はさまざまなお米の種類が出回るようになり、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともありますよね。

今回は、お米の種類とその特徴について紹介します。

お米をおいしく食べるためのコツ、保存方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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お米の種類は約900品種もある!

世界中のお米の品種を合わせると数万種にもなるのだとか。

日本の米の種類の数

お米の種類には、日本の国に登録されているだけでも900品種ほどあります。

日本のお米の品種の数は、国に品種登録されている数が900品種(2019 年 12 月 31 日時点)くらいあります。このうち、主食(ごはん)用として多く作られているのは300品種くらいです。

公益社団法人米穀安定供給確保支援機構情報部

国内で主食として作られているのは300品種ほどだそうですが、それでもかなり多いですね。

店頭やネットショップで見かける品種としてはそこまで多くありませんが、それでも迷ってしまうので、有名なお米の特徴をのちほど詳しく紹介します。

お米のチャート比較

お米の味や食感は品種によってけっこう差があります。

定番の品種については、専門家が作成したチャートもあります。

たとえばこのようなものがありますよ。

ただ、お米は炊き方や保管状況などによっても味が変わってしまいます。

人によって感じ方も違い、チャート作成者によって結果も変わるので、複数のチャートを参考にするのがおすすめですよ。

大きな3分類:ジャポニカ米、インディカ米、ジャバニカ米

お米の種類を大きく分類すると、ジャポニカ米、インディカ米、ジャバニカ米に分けられます。

日本で食べられているお米は「ジャポニカ米」です。

インディカ米は、「タイ米」などが該当し、インドやタイなど東南アジアで食べられており、カレーに合うお米です。

ジャバニカ米は東南アジアやスペイン、イタリアなどで食べられており、パエリアやリゾットに使われています。

それぞれ特徴があり合う料理も異なるので、食べ比べてみても楽しそうですね。

精米度合いによる種類

お米には、精米度合いによる種類の違いもあります。

スーパーなどで売られているお米の大半は精米された白米ですが、精米をしていない「玄米」や、玄米を発芽させてから炊く「発芽玄米」なども、健康志向の方に人気があります。

お米の精米度合いにはこのような種類がありますよ。

  • 玄米
  • 三分精米(三分づき)
  • 五分精米(五分づき)
  • 七分精米(七分づき)
  • 白米

お米屋さんで購入すると、精米度合いを選べることが多いです。

精米度合いが低いほど高いと言われますが、味の好みもあるので、自分の好みの精米度合いを見つけると良いでしょう。

有名なお米の特徴

日本にはたくさんのお米の種類がありますが、その中でも定番の品種、人気がある品種について、詳しく紹介します。

コシヒカリ

コシヒカリは、日本の代表的な米品種のひとつで、全国的に広く栽培されている品種です。

しっかりとした粘りと弾力があり、甘みが豊かで香りが高いです。白くて美しい粒が特徴的で、炊き上がりがふっくらとしています。

あきたこまち

あきたこまちは、秋田県で育成された日本の代表的な米品種の一つで、全国的にも有名なブランド米です。

甘みが強く、やわらかい口当たりがあります。粘りがあってもっちりした食感で、冷めてもおいしいと言われています。

ひとめぼれ

味と香りが良く、ねばりの強いお米です。宮城県生まれです。

甘みがあり、もっちりとした食感が特徴で、バランスのとれたお米です。

ゆめぴりか

ゆめぴりかは北海道で生まれ、甘い香りと強い粘りがあり、味が濃いのが特徴のお米です。

もちもちとした食感で、お米自体をしっかり味わいたい方におすすめです。

つや姫

つや姫は山形のブランド米。その名の通り、ツヤが良いのが特徴のお米です。

粒の大きさが揃っており、甘みやうま味が強く、コシヒカリをしのぐおいしさだと言われています。

ヒノヒカリ

ヒノヒカリは宮崎県で育成されたお米で、粘り気や香りのバランスが良く、あっさりとした味わいが特徴です。

あっさりしているのでどんな料理にも合わせやすいです。

ななつぼし

ななつぼしは北海道生まれで、甘みと粘りのバランスがよく、あっさりとした食感が特徴です。

冷めてもおいしいのでお弁当にも向いています。

ミルキークイーン

ミルキークイーンは茨城県で生まれたお米で、やわらかく、ふっくらとしていて、冷めてもおいしいです。

やさしい口当たりのお米です。

はえぬき

山形県生まれのはえぬきは、コシヒカリのような粘りの強さと、ササニシキのようなあっさりした食感です。

冷めてもしっとりとしているのが特徴です。

新之助(しんのすけ)

新之助(しんのすけ)は新潟県生まれのお米で、しっかりとした粒感と粘りが特徴です。

大粒で粒揃いが良く、ほんのりとした甘い香りがあります。

ササニシキ

ササニシキは宮城県生まれで、粘りの少ないすっきりとした上品な味わいがあります。

お寿司屋さんでよく使われる品種です。

雪若丸

雪若丸はしっかりした粒感、際立つ白さとツヤが特徴の、山形県生まれのお米です。

弾力が感じられるしっかりとした味わいがあります。

さがびより

さがびよりはその名の通り佐賀県生まれで、粒が大きく、しっかりしていて、もっちとした食感のお米です。

甘みや香りがあり、冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめです。

こしいぶき

こしいぶきはコシヒカリのおいしさを受け継いだ味や香り、つや、粘りが特徴です。

あっさりとした味わいで、どんな料理にも合わせやすいです。

きぬむすめ

きぬむすめは島根県生まれのお米で、ツヤと白さが際立つ美しいお米です。

粘り強く柔らかい食感で、冷めてもおいしいのが特徴です。

夢つくし

夢つくしはコシヒカリとキヌヒカリから作られたお米で、それぞれの良さを受け継いでいます。

福岡県生まれで、福岡でしか栽培されていません。

にこまる

にこまるは長崎県生まれのお米で、粒ぞろいが良く、もちもちの食感が特徴です。

大きめの粒で、艶が美しいです。

ふっくりんこ

ふっくりんこは北海道で生まれたお米で、ふっくらとしたやわらかさが特徴です。

もっちりとした粘りがあります。

森のくまさん

森のくまさんはコシヒカリとヒノヒカリから生まれたお米で、熊本県で育成されました。

味・粘り・弾力などのバランスが良いのが特徴です。

青天の霹靂

青天の霹靂は青森県で生まれたお米で、粒は大きめ、キレがあり、食べごたえもあるのが特徴です。

甘みが強く、しっかりとした味わいのお米です。

みずかがみ

みずかがみは滋賀県生まれでまろやかな甘みがあるのが特徴のお米です。

冷めてもおいしく、ほどよい粘りがあります。

お米をおいしく食べるコツ

お米は品種によっても味が違いますが、炊き方や保存方法によっても変わります。

ここからは、炊き方や保存方法について紹介します。

炊き方も大事

お米は、炊き方によって大きく味が変わります。

味にこだわるなら、こんな炊き方はいかがでしょうか。

  • 炊飯器にこだわる
  • 土鍋で炊く
  • 洗い方や吸水にこだわる

炊飯器は機能や値段がかなりピンキリですよね。おいしいお米を食べたいなら、炊飯器は圧力IHで、お米のおいしさにこだわった製品を選びましょう。

また、土鍋で炊くのも、おいしくなる方法です。

難しいと思われるかもしれませんが、慣れてしまえばシンプルですし、炊飯器で炊くよりも短時間で炊きあがるのもうれしいポイントです。

そして、お米の洗い方や吸水方法にひと手間かけるのも良いでしょう。

昔と違って精米技術が進歩しているため、お米は「研ぐ」というより「洗う」ほうが良いとされています。

冷たい水でたっぷりと吸水させたほうが、よりお米のおいしさが引き出せるそうですよ。。

冷凍保存もやり方が大切

炊いたごはんは、冷蔵より冷凍保存のほうが、おいしさをキープできます。

ごはんは温かいうちに1食分ずつラップでふんわりと包み、粗熱をとります。

粗熱がとれたらフリーザーバックに入れて、なるべく空気は抜いて、冷凍します。

お米の保存方法

お米も生鮮食品だと言われているので、本当は冷暗所よりも、冷蔵庫で保存したほうが良いそうです。ペットボトルに移すと保存しやすいですよ。

また、精米後のお米はどんどん酸化が進んで味が落ちてしまうため、長期の保存も良くありません。

理想としては、2kgや5kgなど少量ずつ買うこと、冷蔵庫で保存すること。

また、とことんこだわりたい方は、精米機を買って、食べる分だけその都度精米するというのも楽しいかもしれません。

まとめ

お米には、たくさんの種類があります。

そもそもジャポニカ米以外にも世界中に数万種のお米がありますし、国内でも数百種類の品種が存在しています。

お米の種類ごとに味や食感も違いますし、好みのお米を探してみるのも楽しいのではないでしょうか。

特にふるさと納税などでは、普段買わないお米を選んでみるのもおすすめですよ。

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