お肉といえば「ステーキ」という人も多いのではないでしょうか?たまには家で美味しいステーキを味わいたいですよね。
そこで今回は、家で食べられる美味しいステーキの焼き方や安いお肉をフライパンで美味しく焼く方法を紹介していきます。
是非、家でステーキを焼くときの参考にしてください。
ステーキの美味しい焼き加減は大きく分けて4種類!

ステーキを食べる時に味を左右するのが、お肉の焼き加減です。ステーキの焼き加減は細かくいうと10種類ありますが、 こちらでは代表的な焼き加減4種類をお伝えします。
レアの焼き加減
レアの焼き加減は表面のみに薄い焼き色が付いていて、中は赤くて生の状態です。中心部の温度の目安は55〜60℃で、スジっぽい感じが残るのが特徴です。
歯切れはよくありませんが、柔らかいお肉を食べたい人はレアの焼き加減がおすすめです。
ミディアムレアの焼き加減
ミディアムレアの焼き加減はレアより火が通っていて、表面はしっかり焼かれているものの、中はまだ赤くて生の状態です。中心部の温度の目安は60〜65℃で、生肉に近い赤い肉汁が出るのが特徴です。
お肉の柔らかさと弾力の両方を味わいたい人はミディアムレアの焼き加減がおすすめです。
ミディアムの焼き加減
ミディアムの焼き加減は表面に茶色い焼き色が付いていて、中は薄いピンク色の状態です。中心部の温度の目安は65〜70℃で、肉汁の量が少ないのが特徴です。
弾力のある食感を味わいたいならミディアムの焼き加減がおすすめです。
ウェルダンの焼き加減
ウェルダンの焼き加減は表面に焼き色がしっかり付いていて、中の赤みはほとんど残っていない状態です。中心部の温度の目安は70〜75℃で、肉汁がほとんど出ないのが特徴です。
赤みのあるお肉が苦手な方やお子様にはウェルダンがおすすめです。
安いお肉を美味しく焼き上げる方法

安いお肉でも家で美味しいステーキとして食べたい!という人も少なくはないでしょう。肉は焼く前の下処理や焼く時の温度で味が変わります。
ここでは、安いお肉でも美味しく食べられる焼き方をお伝えしていきます。
美味しいステーキの焼き方5つのポイント!
お肉は焼く時の温度など、ちょっとした事で味が変わります。ただ、どのように準備したらいいのか分からないという人も多いと思います。そんな人に向けて簡単なポイントを5つにまとめました。
1.肉は焼く30分前に常温に戻しておく
冷蔵、冷凍してあるお肉は、外側と内側の温度差が原因で、焼いた時に均一に火が通らない事があります。常温にしておく事で、お肉の外側と内側の温度差がなくなり、火の通りが均一になり、お肉を美味しく焼く事ができます。
また、冷たいままお肉を焼いてしまうと、表面だけ焼けて、中身は生だったなんて事もあるので気をつけましょう。
2.肉を筋切りにしておく
お肉は筋を切ってから焼く事で、縮みにくくなり形や大きさが変わるのを防ぎます。筋を切っていない事でお肉が反り返ってしまって焼きにくくなってしまう事があるので気をつけましょう。
3.塩・こしょうは焼く直前にふりかける
お肉に塩をふってしばらくすると、お肉内部の旨みを含んだ水分が出てきてしまいます。塩・こしょうをふりかける時は必ず焼く直前にしましょう。
4.肉は強火でスピード加熱にする
お肉は素早く表面を焼く事で旨みを閉じ込めてくれます。また、時間をかけてお肉を焼いてしまうと、中心まで火が通ってしまう事があります。
柔らかくジューシーに焼くためには強火でスピーディーに焼くことをおすすめします。
5.焼き終わりは余熱で火を通す
お肉を焼いたら、アルミホイルで包んで3〜5分間休ませます。お肉の余熱で肉汁が閉じ込められてジューシーな仕上がりになります。
ステーキを焼く前の下処理

ここではステーキの下処理の手順を説明します。
- 冷蔵してあるお肉は焼く30分くらい前から常温にする。
- お肉を筋切りする。筋は赤身と脂身の境目にあるので、その部分に2〜3cmくらいの間隔で切り込みを入れておく。切り込みの幅が大きすぎると肉汁が外に出るので目安は1cmです。
- お肉を焼く直前に塩・こしょうをふる。
ステーキの焼き方

ここではステーキの焼き方の手順を焼き加減ごとに説明します。
レアの焼き方の手順
- 片面を強火で約30秒焼きます。
- 火を弱火にして約1分焼きます。
- 肉を裏返して、強火で約30秒焼きます。
- 火を弱火にして、約1分焼きます。
レアの焼き加減の場合、肉の中心部の温度の目安は55〜60℃で、中は赤くて生の状態です。トングや箸で触ってみて柔らかい状態で火をとめるといいでしょう。
なお、レアの焼き加減の場合はアルミホイルで包む必要はありません。
ミディアムレアの焼き方の手順
- 片面を強火で約1分焼きます。
- 火を弱火にして約1分焼きます。
- 肉を裏返して、強火で約30秒焼きます。
- 火を弱火にして、約1分半〜2分焼きます。
ミディアムレアの焼き加減の場合、中心部の温度の目安は60〜65℃で、中はまだ赤くて生の状態です。トングや箸で触ってみてまだ柔らかい状態で火をとめるといいでしょう。
ミディアムの焼き方の手順
- 片面を強火で約1分焼きます。
- 火を弱火にして約2分焼きます。
- 肉を裏返して、強火で約30秒焼きます。
- 火を弱火にして約2〜3分焼きます。
ミディアムの焼き加減の場合、中心部の温度の目安は65〜70℃で、中は薄いピンク色の状態です。トングや箸で触ってみて弾力性が出てきたら火をとめるといいでしょう。
ウェルダンの焼き加減の手順
- 片面を強火で焼き、肉汁が出てくるまで待ちます。
- 裏返して強火のまま肉汁が出るまで待ちます。
- 火を弱火にして固くなるまで焼きます。
ウェルダンの焼き加減の場合、中心部の温度の目安は70〜75℃で、中の赤みはほとんど残っていない状態です。トングや箸で触ってみて固いと感じたら火をとめるといいでしょう。
分厚いステーキの美味しい焼き方

分厚めのお肉を家で食べる機会があった時に、焼き方に戸惑う事もあるかもしれません。そこで、こちらでは分厚めのステーキの焼き方を説明します。
- 片面を強火で焼き色がつくまで焼きます。
- 火を弱火にして、ゆっくり火を通します。
- 肉の側面を確認して、色味が1/3ほど変わるまで焼きます。
- 裏返しにして、強火で約30秒焼きます。
- 火を弱火にして好みの焼き加減になるまで焼きます。
美味しいステーキソースの作り方

お肉を焼いてステーキが完成したら美味しく食べたいですよね。そこで、ここでは簡単に作れる美味しいステーキソースの作り方をご紹介します。
ステーキソースの材料(2〜3人分)
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 酢 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 大さじ2
- ニンニクすりおろし 1片(適量)
ステーキソースの作り方
- 酒、みりん、酢をフライパンに入れてアルコールをとばします。
- ニンニク、砂糖を入れます。
- 醤油を入れたと同時に火を消します。
まとめ
こちらの記事では、美味しいステーキの焼き方や安いお肉を美味しく食べる方法を紹介しました。ちょっとした下処理や焼き方で家でも美味しいステーキを食べられる事がわかりましたね。
是非、ステーキを焼く時の参考にしてみてくださいね。