ブロッコリーといえば、食卓に並ぶ人気の高い食材の1つです。
栄養満点でビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含んでいおり、中でもビタミンCはレモンよりも含有量が多いとされています。
こちらの記事では、ブロッコリーの最適な茹で方や時間、保存方法などを詳しく紹介します。
ブロッコリーの茹で方の手順
ブロッコリーの簡単な調理方法として、茹でるというのがあります。簡単ではあるのですが、美味しく食べるためには、いくつかの手順をふむ必要があります。こちらでは、ブロッコリーの茹で方と手順をお伝えします。
ブロッコリーを洗う
ブロッコリーは水を弾く性質を持っているので、40度前後のぬるま湯で洗うのがおすすめです。
つぼみの部分は虫やゴミが溜まりやすいので、ぬるま湯でゆっくり揺らしながらゆすぎます。1分前後ゆすいだら、虫やゴミを取り除けます。
ブロッコリーを切る
ブロッコリーを切るときは、外側から小房に切り分けていきます。茎は長めに残しておくと、後から全体の大きさを揃えることができます。
中央の大きい房の部分は、2〜3つに切り分けて、他のものと大きさを揃えます。この時、房に包丁を入れると、つぼみが崩れてバラバラになるので、茎に包丁を入れて、手で割くようにしましょう。
茎の部分は硬くて、火が通りにくので房よりも少し小さめに切り分けましょう。
ブロッコリーを茹でる
鍋に水を入れて火にかけて、沸騰したら塩を入れます。この時塩の量は水の量の1〜1.5%入れるようにしましょう。(1%なら水が1Lに対して塩の量10g、1.5%なら水が1Lに対して塩の量15g)
塩の量が1.5%だと多いのでは?と思ってしまいますが、塩分が多い方がブロッコリーの甘味が引き出されます。
沸騰した鍋に切り分けたブロッコリーを入れて、中火で茹でましょう。茹で時間は好みもありますが、3分程度がベストです。
かためが好きであったり、茹でた後にさらに加熱するのであれば2分がいいでしょう。
逆に柔らかめが好きであれば4分をお勧めします。かたいブロッコリーが食べにくい方やお子様にもおすすめの柔らかさになります。
ブロッコリーを冷ます
茹でた後のブロッコリーを冷ます方法は3パターンあります。
1:ザルに取って自然に冷ます
茹でたブロッコリーは洗って冷ますと、水を含んでしまってベチャっとなるので、そのまま自然に冷ますのがおすすめです。
2:水に流してザルで冷ます
時間がなく急いでいるときは、水で冷ますのもありです。ただ、どうしてもベチャっとした食感になるので、それを理解した上で洗いましょう。
水で洗った後は、ザルにあげて、キッチンペーパーで水分を十分に拭き取りましょう。
3:氷水で一気に冷ましてザルにあげる
氷水だと一気に冷やすことができます。ただ、どうしてもブロッコリーが水を含んでしまいます。
冷めたらザルにあげて、キッチンペーパで水分を十分に拭き取りましょう。
電子レンジを使用したブロッコリーの茹で方
ブロッコリーを電子レンジで茹でる方法は、正確にいうと蒸していることになります。
お湯を沸かさなくていいので手軽で便利なのがこの方法です。少量だけ調理したい場合にも、便利です。また、鍋で茹でるより栄養が抜けにくいのも嬉しいポイントになります。
電子レンジ使用したブロッコリーの調理方法
- ブロッコリーを水洗いして食べやすい大きさにカットする
- ラップをきっちりとめずに、フワッとかけて、600Wの電子レンジで3分ほど加熱する
- ザルにあげて冷ます
フライパンを使用したブロッコリーの茹で方
ブロッコリーをフライパンで茹でる方法は、正確にいうと蒸し茹でにしていることになります。この方法もお湯を沸かす必要がないので手軽で便利です。
フライパンでの調理方法
- ブロッコリーを水洗いして食べやすい大きさにカットする
- フライパンに水を100cc入れて、ブロッコリーを並べる
- フタをして中火で3〜4分ほど加熱する
- 水気を切ってザルにあげる
その他ブロッコリーの茹で方
定番のブロッコリーの茹でる方法をお伝えしたところで、他のブロッコリーの美味しい茹で方を紹介します。
ブロッコリーを丸ごと茹でる
ブロッコリーはまるまる茹でるのもおすすめです。栄養や旨味が逃げないのです。
まずは茎の部分だけ茹でます。鍋にブロッコリーの茎の部分が浸かるくらいのお湯を沸かし、塩をひとつまみほど入れます。
茎をお湯に浸けて2分ほど茹で、次は房の部分を2分ほど茹でたら完成です。
ブロッコリーの保存方法と日持ちについて
ブロッコリーの保存方法はそのまま生で保存するのか、茹でた状態で保存するのかで方法は変わってきます。
ブロッコリを生のまま保存する方法
生のままブロッコリーを保存する場合は、乾燥を防ぐ必要があります。新聞紙もしくはペーパータオルを水で少し濡らして、ブロッコリーを包みます。
さらにポリ袋に入れて口を閉じて、冷蔵庫の野菜室で立てかけて保存します。およそ1週間くらい保存ができます。
ブロッコリーを茹でてから保存
茹でたブロッコリーも保存は可能です。冷蔵保存か冷凍保存かで日持ちの長さや、使用できる料理が変わってきます。
ブロッコリーの冷蔵保存
茹でたブロッコリーは、密閉容器や保存容器で冷蔵保存が可能です。密閉容器なら水気をしっかり切っておきましょう。保存容器ならペーパータオルを敷いておくと、水気が取り除かれます。
どちらの容器でも、水気をしっかり取っておくことで長持ちにつながります。だいたい2〜3日は保存できます。
ブロッコリーの冷凍保存
茹でたブロッコリーは、フリーザーバッグなどの冷凍保存容器に入れて冷凍保存が可能です。だいたい1ヶ月は保存ができます。
ただし、冷凍の場合は食感が失われ、つぼみが崩れやすくなりますので、炒め料理などには不向きです。
冷凍ブロッコリーを美味しく食べるには
冷凍ブロッコリーを解凍すると、どうしてもベチャベチャになったり、食感が失われたりと、美味しく食べれないこともあります。ここでは、冷凍したブロッコリーを美味しく食べる方法を紹介します。
冷凍のブロッコリーは蒸し焼きにするのがベスト
フライパンに冷凍のブロッコリーを並べて、水を入れます。中火で加熱し、水がふつふつとしだしたら、蓋をして約2分蒸し焼きにします。蓋をとって弱火にして水分が飛んだら出来上がりです。
蒸し焼きにした後は、炒めものにも使えるのでちょっとした裏技的に使えますよ。
まとめ
今回は、ブロッコリーの茹で方と最適な茹で時間やレンジでの加熱方法、保存方法を紹介しました。ブロッコリーは食卓でよく見かけますが、知らない事も多かったですね。
是非、この機会にブロッコリーを美味しく食べてみてください。