おでんにはいろんな具材が入っていてうれしくなりますよね。
でも、いざおでんを作ろうとしたら「あれ?何を入れたらいいんだっけ?」とわからなくなりがち。
そこで、今回はおでんの具材を紹介します。
定番から変わり種までたくさん紹介するので、気になる具材があればぜひ試してみてくださいね。
定番のおでんの具材 一覧
まずは定番のおでん具材を紹介します。
大根
だしが染み込んだ大根は、最高の一品ですよね。
おでんに入れる際には下茹でしてから入れると味が染み込みやすくなりますよ。
ゆで卵
ゆで卵はおでんの定番です。
市販のゆで卵を買えば、家でゆで卵を作る手間が省けます。
また、うずら卵を使うと、ゆで卵でお腹がいっぱいになってほかの具材が食べられなくなる、ということも防げますよ。
じゃがいも
じゃがいもは皮をむいて入れておくだけでいいので手間がかからないおでん具材です。
長時間煮込みたい場合は、煮崩れしにくいメークインを選びましょう。
こんにゃく
熱々のこんにゃくはおでんに欠かせない食材で、ダイエット中の方には特に、必ず入れたい具材です。
適当な大きさにカットし、切れ込みを入れておくと味が染み込みやすくなります。
糸こんにゃく(しらたき)
糸こんにゃく(しらたき)も、ダイエッター向けの低カロリーおでん具材です。
板こんにゃくより味が染み込みやすいですし、冷めやすい点も、猫舌の方にはうれしいですね。
厚揚げ・豆腐
厚揚げは長時間煮込むことでだしの味が染み込んで、とてもおいしいですよね。
豆腐も良いですが、厚揚げのほうが煮崩れしにくいです。
結び昆布
昆布は、昆布自体のだしが出て、おでんのつゆの味にも良い影響を与えます。
昆布を水で戻して適度な大きさに切り、結びます。
牛すじ串
牛すじ串は、あらかじめ下茹でして串に刺してあるものを買えば手間がかからずラクです。
一方、お金をかけたくない場合は牛すじ肉を買って自宅で下処理すれば、同じ予算でもたくさん食べられますよ。
がんもどき(ひろうす)
がんもどき(ひろうす)も、おでんの定番ですよね。
豆腐にきざんだ野菜を混ぜて揚げたもの。
もともとは「がん(雁)」という鳥の肉に似せて作った精進料理だと言われています。
さつまあげ
練り物の定番といえばさつまあげ。
だしが染み込んださつまあげもおいしいですし、練り物の味が溶け出したおでんのつゆもおいしいんですよね。
三色団子
同じく練り物ですが、緑・白・ピンクに色付けして串に刺した三色団子は、おでんの彩りを良くしてくれます。
かまぼこ
練り物としては、かまぼこを入れるのも良いでしょう。
かまぼこも彩りを加えるのに向いていますし、食べごたえもあります。
ごぼう巻き
ごぼうを入れた練り物、ごぼう巻きも、おでんには欠かせません。
練り物のやわらかい食感と、ごぼうの歯ごたえのバランスがたまりませんよね。
餅巾着
薄揚げの中に餅を入れて巾着状にした餅入り巾着。
やわらかい餅の食感が良く、子どもにも人気の食材ですね。
はんぺん
ふわふわとした独特の食感がクセになるはんぺん。
真っ白な色合いも良く、存在感のある具材です。
焼きちくわ
おでんにはさまざまな練り物を入れますが、安価でおいしいのがちくわです。
1本まるごとでも良いですが、一口サイズに切っておくと食べやすくなります。
ちくわぶ
関東のおでんでは定番のちくわぶ。
普通のちくわは魚のすり身が原材料ですが、ちくわぶは小麦から作られています。
変わり種のおでんの具材 一覧
続いて、変わり種も紹介します。
ロールキャベツ
ロールキャベツはもともと煮込み料理なのでおでんとの相性がいい食材です。
最近はやや定番になりつつありますね。
トマト
意外とおでんに合うと言われているのがトマト。
湯剥きして入れると味が染み込んでおいしいですが、カットせずまるごと入れても簡単でラクです。
ミニトマトをコロコロと入れるのもおすすめです。
しいたけ
きのこ類はうまみ成分が豊富なのでおでんに使うのもおすすめです。
きのによっては鍋の中でバラバラになってしまいますが、しいたけならある程度の大きさがあるのでおでんの具としてちょうど良いです。
にんじん
にんじんも、おでんに合う食材です。
ポトフの定番食材でもあるので、煮込み料理に合うんですよね。
大きめに切って、じっくり煮込んでおくと味が染み込んでおいしくなります。
里芋
じゃがいもだけでなく里芋も、おでんにおすすめです。
独特のぬめりがあるので、下茹でしてぬめり取りをしておくと良いでしょう。
たけのこ
たけのこもおでんに合います。
水煮なら切るだけで下処理が完了するので便利です。
ウインナー
ウインナーを入れるのもおすすめです。食べごたえもありますし、おでんに入れるならお徳用の安いものでも十分おいしくなります。
長時間煮込むと味が抜けてしまうので、仕上げに温める程度に入れるのがおすすめですよ。
ベーコン
ベーコンも、よいダシが出るのでおでんに入れるのはおすすめです。
厚切りベーコンがおすすめですが、薄切りのベーコンをさっと温める程度に入れるのも良いでしょう。
豚バラ
豚バラも実はおでんに合う食材です。
豚バラの場合は長時間煮込むほどに良いダシが出ます。
下茹でしたほうが、豚肉の臭みがなくおいしくなりますよ。
焼き鳥
焼き鳥は、タレではなく塩タイプのものや、加熱前のものをおでんに入れるのがおすすめです。
牛すじ串のように串が刺さっているので食べやすいのもうれしいですね。
手羽先・手羽元
鶏肉なら、手羽先や手羽元を入れるのもおすすめ。
骨付き肉はダシがよく出るので、おでんのつゆの味にも深みが出ますよ。
つくね
鶏つくねは、鍋用のものを買ってくるだけなら簡単です。
もちろん自宅で作ってもおいしいですし、お子さんがいる方は一緒に作っても楽しいですね。
タコ
大きめのぶつ切りにしたタコを入れるのもおすすめ。
タコ特有の歯ごたえがくせになる味ですよ。
イカ
タコと同様、イカもおでんに入れてみるとけっこう合うものです。
ゲソの部分も、好きな人にはたまらないおいしさです。
えび
えびは有頭えびを使えば豪華な雰囲気になります。
ダシも出るのでおでんのつゆが海鮮風になりますよ。
ホタテ
ホタテを入れるのもおすすめ。
長時間煮込むと固くなるので、火が通る程度に煮込むだけでOKです。
くじらのコロ
コロとは、鯨の皮脂肪を油で揚げたもの。
関西のおでんの定番食材と言われますが、関西でも珍しい食材です。
下茹でしてからおでんに入れます。
たこ焼き
たこ焼きをおでんに入れてしまうというのもおもしろいアイデアです。冷凍たこ焼きを使うとラクですよ。
長時間煮込むとどろどろになってしまうので、軽く温める程度に入れると良いでしょう。
たこ焼き自体にだしの味がついており、おでんのつゆとの相性も良いです。
餃子・焼売(しゅうまい)
餃子や焼売(しゅうまい)も、おでんに入れると楽しい食材です。
こちらも長時間煮込むとどろどろになるので、火が入る程度に入れるのがおすすめです。
また、餃子は煮込み用のものを使うと良いですよ。
卵焼き
卵焼きをおでんに入れるというアイデアもあります。
自宅で作っても良いですが、市販の卵焼きやだし巻きを、適当にカットして入れると準備もラクですよ。
おでんの基本の作り方
おでんの具材にはさまざまな種類があり、鍋に入れるタイミングも大切ですよね。
おでんの基本の作り方を紹介します。
行程は以下の通りです。
- 下処理が必要な食材の下処理をする
- おでんのつゆを作る
- 鍋を火にかけ、具材を入れて煮込む
くわしく見ていきましょう。
下処理が必要な食材の下処理をする
野菜の皮を向いたり、ちょうど良い大きさにカットしたり、必要なものは下茹でをするなど、下処理をおこないます。
おでん作りにおいてはもっとも面倒な行程ですが、手間をかけた分、完成したときの喜びもひとしおです。
とはいえ忙しい方は無理をせず、既製品を買ったり、下処理がラクな食材を中心に選ぶと良いですよ。
おでんのつゆを作る
おでんのつゆは市販のもので十分おいしいですし、めんつゆを薄めるだけでもOKです。
丁寧にだしをとり、醤油やみりんを合わせて作るのももちろん素敵です。
ただ、おでんの場合は具材から出るダシの影響が大きいので、つゆ自体は控えめな味付けにしておいたほうがいいかもしれません。
関東と関西など地域によっても大きく味が違うので、お取り寄せで楽しんでみても楽しいですよ。
鍋を火にかけ、具材を入れて煮込む
つゆを鍋に入れたら、火にかけます。
そして具材を入れていくのですが、具材は段階的に分けていれましょう。
- 長時間煮込みたいものははじめに
- 長時間煮込むと崩れたり固くなりそうなものは食べる10分前ぐらいに
- 温める程度で良いものは食べる3分~5分前ぐらいに
まとめ
おでんの具材は定番のものだけでもいろいろありますが、変わり種も含めればかなりの種類があります。
定番具材以外にも、たまには変わり種をいくつか入れてみて、家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。