「れんこんの正しい保存方法はどうすればいいの?」
「れんこんをおいしく長持ちさせる方法を知りたい!」
というあなたに、本記事ではれんこんの保存方法を詳しくご紹介します。
きんぴらや煮物など、ご家庭の料理の定番野菜「れんこん」。
れんこんは栄養価も高く、食卓からお弁当の一品まで、様々な料理に使える便利な食材です。
れんこんはふるさと納税でも人気の返礼品です。
しかし、キロ単位で届くものが多いため、保存方法に困っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、れんこんをおいしく長持ちさせる正しい保存方法を紹介します。
どのような保存方法が適しているのか、また、保存したれんこんの活用方法なども紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
れんこんの正しい保存方法は3つ!
保存方法によって保存できる期間が異なりますので、それぞれの日数を見てみましょう。
- 常温保存 : 5日~1週間程
- 冷蔵保存 : 3日~1週間程
- 冷凍保存 : 3週間~1ヵ月程
このように、保存方法によっては1ヵ月程の長期間の保存が可能です。
ですが、れんこんの状態によっては保存には適しておらず、すぐに調理して食べた方が良いものも。
以下のれんこんは保存するのではなく、早めに食べることをおすすめします!
- 6~9月に出回る「新れんこん」は傷みやすく日持ちしない
- 全体的に傷が多いものは中が傷み始めている可能性がある
- カット面の色が変わり始めている(鮮度が落ちてきている)
買ってきてすぐに調理するのであれば問題ありませんが、長期間ストックしたい場合は、上記のものは避けましょう。
れんこんを買うときの基準にもなりますので、必ずチェックしてから買うようにしてくださいね。
それでは、常温・冷蔵・冷凍の3つの方法について、詳しく解説していきます!
れんこんの保存方法1:常温で保存する
そのままキッチンペーパーや新聞紙でくるみ、袋に入れて保存しましょう。
土が付いた状態で売っているものは1週間ほど、土が落としてある綺麗なれんこんは5日ほど保存が可能です。
常温保存の際の注意点は、れんこんは冬が旬の野菜で暑さに弱いため、室温が高くなると傷みやすくなってしまいます。
常温保存する場合は、室温が25度以上にならない場所に置くようにしましょう!
れんこんの保存方法2:冷蔵で保存する
特に、料理で使うためにカットしたものは常温ではなく冷蔵で保存するようにしましょう。
また、室温が高くなる夏場については、常温保存が可能なひと節まるごとのれんこんでも、冷蔵で保存するのがおすすめです。
ここからは、カットしていないもの、カットしたもの、それぞれの保存方法と保存期間を詳しく解説していきます。
ひと節まるごとのれんこん
冷蔵保存をする際は、れんこんが乾燥するのを防ぐのがポイントです。
カットしていないれんこんを水で濡らしたキッチンペーパーや新聞紙でくるみ、ラップで包んでから保存袋に入れ、冷蔵庫に入れてください。
れんこんの乾燥を防ぐ処置をしてから冷蔵庫に入れることで、約1週間ほど保存が可能です。
ここで気付いた方もいらっしゃると思いますが、ひと節まるごとのれんこんの場合、実は常温でも冷蔵でも保存できる日数はほとんど変わりません。
寒い時期は常温保存、暑い時期は乾燥を防いで冷蔵保存、という使い分けと考えましょう。
カットしたれんこん
料理で使いきれなかったれんこんや、料理用にスライスしたものを冷蔵保存する場合も、乾燥を防ぐことがポイントです。
大きくカットしてあるものはラップで包んで保存袋に入れてから冷蔵庫に。
スライスしたれんこんは蓋で密閉できる容器を使い、水に浸した状態で冷蔵庫に入れるようにしてください。
ただし、カットしたれんこんを冷蔵保存できるのは2~3日ほどの短い間です。
長期保存はできませんので、「料理で使う途中の一時的な保存」で冷蔵庫に入れておく、という形になります。
スライスしたものは特に、浸している水を毎日替えながら早めに使い切るようにしましょう。
れんこんの保存方法3:冷凍で保存する
冷凍は他の方法と比べて保存期間が長く、3週間~1ヵ月ほどとなっています。
れんこんの食感とおいしさをそのまま保存できますので、すぐ食べるのではなくストックしておきたい場合は冷凍保存するようにしましょう。
れんこんの鮮度を落とさず冷凍保存するためのコツは、冷凍保存する前に酢水につけるというもの。
酢水:水2カップに酢を小さじ1杯入れたもの
れんこんはカットして空気に触れると、酸化して色が黒く変わっていきます。
酢水によってれんこんの変色を防ぐことができるため、冷凍する前に酢水につけると、れんこんの色を白く保ったまま保存することができますよ!
- 皮をむいてカットしたれんこんを酢水につける
- 5分ほど酢水につけてからペーパーで水気を切る
- 保存袋に入れて冷凍庫に入れる
カット方法などの違いはありますが、酢水につけて水気を切り保存袋に入れたら冷凍庫へ。
れんこんを冷凍する際の基本になりますので、覚えておきましょう!
それでは、冷凍保存の場合のカットの仕方や下処理の方法などを詳しく紹介していきます。
1.大きめにカットして冷凍する
いくつか違う料理で使いたい場合や何の料理に使うかはっきり決まっていない場合は、れんこんを大きめにカットして冷凍しましょう。
使うときにさらにカットする必要がありますが、どんな料理にも対応できる万能の冷凍方法です。
皮をむいて端を切り落し、縦に半分にカットして冷凍しておくと、庫内でもスペースをとらず保存しておけます。
解凍後に輪切りにして使うかもしれない場合は、縦に切るのではなく大きく輪切りに2~3等分して冷凍しておくと良いですよ。
2.輪切りにして冷凍する
輪切りにしてから冷凍保存する方法は、使いたい分だけ取り出して、すぐに調理できるため便利です。
1cmほどの厚さから薄いスライスまで、お好みの厚さでカットして冷凍しましょう。
れんこんの径が大きい場合は、半月切りにして保存してもよいですね。
輪切りの場合の注意点は、酢水につけたあとにペーパーでしっかり水気を切ってから冷凍すること。
水分が付きすぎた状態で冷凍庫に入れると、カットしたれんこんがくっついて凍ってしまいます。
冷凍庫から出してもカタマリの状態で使いにくくなってしまうため、水気をよく切ってから冷凍してくださいね。
3.れんこんを下茹でしてから冷凍する
他の方法と比べて少し手間はかかりますが、れんこんを一度茹でてから冷凍する方法もあります。
れんこんを下茹でしてから冷凍することで、生のままで冷凍するよりもシャキシャキとした食感を残して保存することが可能です。
下茹での際は、れんこんを固めに茹でるのがポイント。
カットして酢水に入れたれんこんを、酢水ごとそのまま鍋に移して沸騰させ、3分ほど茹でます。
粗熱を取ったら水分をよく切り、冷凍しましょう。
薄くスライスしたれんこんであれば、酢水から取り出して耐熱容器に入れ、電子レンジで3分ほど加熱する方法も簡単でおすすめです。
よりシャキシャキとした歯ごたえが楽しめる下茹で冷凍ですが、加熱しているため保存期間は少し短くなってしまいます。
生のまま冷凍すると1ヵ月ですが、下茹でしたものを冷凍すると保存期間は3週間ほどになりますので注意してください。
4.れんこんをすりおろして冷凍する
すりおろしたれんこんも、冷凍保存できます。
すりおろしたれんこんを、大さじ1杯くらいに分けてそれぞれラップに包み、保存袋に入れて冷凍しましょう。
製氷皿に入れて凍らせる方法も手軽でよいですが、密閉できないため保存には向いていません。
製氷皿を使う場合は、冷凍庫に入れて2時間ほど凍らせたあと、保存袋に移してから保存しましょう。
すりおろしたれんこんは様々な料理に使えます。
ストックしておくと、料理のバリエーションも増えて便利ですよ!
冷凍したれんこんの解凍方法は?
レシピによっては解凍する必要がなく、そのまま料理に使えます。
それでは、冷凍れんこんの解凍方法を2種類見てみましょう。
加熱調理する場合
冷凍したれんこんを加熱して使う場合、スライスしてあれば解凍を待つ必要はありません。
凍ったまま鍋やフライパンに入れて調理可能です。
凍ったまま調理することで、れんこんの旨味を逃がさず味も染み込みやすいというメリットもあります。
大きくカットして冷凍していた場合は、3分ほど常温で解凍すると包丁が入りやすくなるので、完全に解凍する前にカットして調理しましょう。
長時間常温で放置してしまうと風味も食感も損なわれますので、解凍時間はカットできるようになるまでの3分程度にしてくださいね。
加熱せずに使いたい場合
サラダや料理のトッピングなど、シャキシャキした食感を味わいたい場合は、解凍してから使用しましょう。
できるだけシャキシャキとした食感を損なわないようにするため、常温ではなく冷蔵庫の中でゆっくり解凍するのがおすすめ。
次の項目では、カットして冷凍したれんこんのおすすめの使い方を紹介していきます。
ぜひ料理の参考にしてくださいね!
冷凍れんこんのおすすめの使い方3選!
異なるカット方法で冷凍保存したれんこんの、おすすめの使い方を紹介します。
1.大きくカットして冷凍したれんこん
乱切りにして煮物に入れたり、厚めに切って焼いたり、お好みで様々な料理に活用できますね。
大きくカットして冷凍したれんこんのおすすめの使い方はこちら!
- 乱切りにして「筑前煮」に
- 厚めに切って「天ぷら」に
- 厚めに切って焼く「れんこんステーキ」
- 細かく刻んで「つみれ」に入れる
2.輪切りにして冷凍したれんこん
厚さによって使い方は変わりますが、おすすめの使い方はこちら!
- れんこんのはさみ焼き
- きんぴら
- サラダ
サラダに入っているシャキシャキ食感のれんこんも、良いアクセントになっていておいしいですよね。
3.すりおろして冷凍したれんこん
加熱すると「とろみ」が出るので、ひき肉のつなぎに使ったり、赤ちゃんの離乳食にも使われます。
すりおろしれんこんのおすすめの使い方はこちらです!
- れんこん餅
- ハンバーグのつなぎに
- スープ(とろみ汁)
加熱の場合は解凍の必要は無く、スープやみそ汁に入れるととろみがついて、れんこんの風味が美味しい汁物が作れます。
小分けにしたラップに包んだまま電子レンジで加熱すれば、お手軽簡単に「れんこん餅」の完成です!
れんこんの保存方法に関するよくある質問
最後に、れんこんの保存方法に関するよくある質問に答えていきます。
Q1.なぜれんこんは酢水に漬けなければいけないのですか?
れんこんを酢水に漬けるのは、アク抜きのためです。
シャキッとした食感も保つことができ、変色も防ぎます。
お酢がない場合は、レモン汁でも代用可能。
冷凍保存する場合は、シャキシャキ感を維持する意味でも、お酢かレモン汁に漬けてから行いましょう。
Q2.解凍したれんこんがふにゃふにゃになるのはなぜですか?
解凍したれんこんは、ふにゃふにゃになってしまうことも多いです。
これは、調理中にれんこんからたくさんの水分が出るためです。
水分とともに旨味も逃げてしまうため、冷蔵庫でゆっくり解凍するか、冷凍された状態からそのまま炒めるのがおすすめです。
Q3.ふるさと納税でおすすめのれんこんの返礼品は?
おすすめのれんこんの返礼品をまとめました。
保存方法などを気にしなくても良い水煮のセット。
賞味期限が120日と長いため、気兼ねなく使えます。
土浦ブランド認定品のれんこん。
カットされていないため、常温で長く保存が可能です。
食べ始めたら止まらないれんこんチップス。
6種類の味で、飽きることなく楽しめます。
まとめ
れんこんの保存方法について解説してきました。
れんこんは「常温・冷蔵・冷凍」の3つの方法で保存することができ、冷凍では約1ヵ月間保存が可能です。
食卓からお弁当まで幅広く使われる定番野菜ですので、れんこんの食感を損なわずにストックしておける冷凍保存をおすすめします。
これを機に、れんこんをおいしく長持ちさせて、料理のレパートリーを広げてみてはいかがでしょうか。
マイナビふるさと納税では、れんこんの水煮をはじめ、れんこん料理の返礼品を提供している自治体が多くあります。
気になる方はぜひチェックしてみて下さい!